ITパスポートの試験は年間どれくらい行われるのでしょうか?
ITパスポート試験は2009年まで行われていた初級システムアドミニストレータ―の後継試験としてスタートしました。
そして、2011年に国家試験では初めてCBT方式が採用された試験でもあります。
ITパスポートのCBT方式については以下の記事を参考にどうぞ。
おそらくこれまで経験した試験の方式は、センター試験のようなマークシート式か記述式のどちらかではないでしょうか。ITパスポートは国家資格の中で初めて行われたコンピューターを使ったCBT方式です。そんなITパスポートのCBT方式について解説しています。
具体的な試験回数に関しては、IPA(情報処理推進機構)のホームページに試験会場とともに3ヶ月先までの試験日と座席数と空席数を確認することができます。
参考:試験開催状況一覧
試験会場によって、回数は変わりますが、概ね土・日曜日に開催されており、東京・大阪などの大都市ほど試験回数は多い傾向があります。
最大で年間60~65回、最小で年間20~25回を目安に行われていますね。
是非自分の所在地の試験開始状況をチェックしてみて下さい。
後ほど詳しく記載しますが、受験料(費用)は1回当たり税込5,700円です。
試験回数が多いメリットとは?
やはり、月に数回受験できる機会があれば、受験時のプレッシャーはかなり軽減されますよね。
よほど前向きな人か真剣に勉強していなくて受かろうが落ちようが影響がない人以外は、それなりに試験というものにはプレッシャーを伴うもの。
私も他に洩れず多大にプレッシャーがかかる方なので、「落ちてもいいや」くらいの気持ちで受けることができるのはかなり大きなメリットです。
ただ、もともとプレッシャーに強い人、もしくは相当に追い込まれないと本気になれない人にとっては、デメリットになる可能性もあります。
そこは、自分の性格などを良く理解した上で学習計画を立てるといいのではないかと思いますね。
試験回数が多いとはいえ、試験日に合わせて逆算しながら学習スケジュールを立てる必要はありますし、そうしなければなかなか合格することができないのではないでしょうか。
年1回の国家試験のデメリット!
他の国家試験の試験回数は、FP技能士など多くても年3回。
難関資格に関しては、年1回試験が実施されることがほとんどです。
年に1回しか受験のチャンスがないと、大学受験程ではないにしても、もし失敗すれば1年間勉強したことが報われませんね。
そのことは、受験時に大きなプレッシャーになります。
その点、ITパスポートは私のようにプレッシャーに弱い人間にとっては、かなり嬉しいシステムといっていいのではないかと思っています。
ITパスポートの受験料・申込方法などの特徴は?
ITパスポートの試験日が多いメリットがわかりましたね。
さて、そこで具体的にITパスポートの受験料や申込方法、その他注意点などを紹介したいと思います。
受験手数料
受験手数料(費用)は5,700円税込となります。
支払い方法及び受験申込時の時間により、予約可能な試験日が異なるので注意が必要です。
支払方法
🔎上表はクリックで拡大できます。
※ コンビニ支払を希望の方は、他の支払い方法よりも申込日から受験日までの期間が長いので要注意です。
申込方法
受験申込は公式サイトで受付しています。
初めて受験される場合には、事前に利用者IDとパスワードを取得し、メールアドレスが必要となります。
利用者IDが準備出来ていることを前提におおまかな流れを解説しておきますね。
① 利用者メニューへのログイン
② 受験関連メニューから「受験申込」を選択
③ 受験する地域を選択する
④ 試験会場を選択する
⑤ 試験日を選択する
⑥ 試験開始時間を選択する
⑦ アンケートに答える
⑧ 申込内容を確認する
⑨ 支払方法の選択する
⑩ 支払い手続きを行う
⑪ 受験申込が完了する
すべて終了したら、確認票がダウンロードできるようになりますので、その時点でダウロードしておきましょう。
試験当日には、受験番号、利用者ID、確認コードの3つが必ず必要になります。
試験当日の持ち物等については以下の記事を参考にどうぞ。
ITパスポートは国家資格の中で最初にCBT方式を採用しました。そのため、これまでの紙の試験とは試験の手順も違いますし、持ち物も変わってきます。試験までに学習してきたことを本番で十分に発揮するためにも、準備に手落ちががないようにしたいものですね。
クレジットカード、コンビニ、バウチャーでの具体的な支払い方法は以下の通りです。
・クレジットカード
利用可能なクレジットカードは、VISA・MASTER・AMEX・DINERS・JCBの5種類です。
・コンビニ
利用可能なコンビニは、セブン-イレブン・ローソン・ミニストップ・セイコーマート(北海道・関東地区のみ)・ファミリーマートです。
※ 別途、払込手数料187円が必要です。
・バウチャー
バウチャーとは、ITパスポート試験に導入されている制度で、バウチャーチケット制度(電子的な前売りチケット)と呼ばれているものです。
複数(団体)で受験される場合に、受験手数料を一括して支払いされるのでお得ですね。
また、バウチャーを利用すると、正答率レポートが提供されるので、団体(企業)などで受験する際に活用することができそうですね。
バウチャーの詳細はこちらを参考に ⇒ バウチャー購入申込
受験回数
ITパスポートは受験資格もありませんし、何度でも受験することができます。
ただ、まずないとは思いますが、同時に複数回の申込はできません。
一度受験したら、翌日以降に次の受験申込を行うようにしましょう。
また、どうしても受験ができない場合、キャンセルは可能ですが、受験手数料は戻ってきません。
合格発表
CBT方式の大きなメリットの一つで、試験の採点は試験終了と同時に行われ、すぐに合否の結果を知ることができます。
印刷して持ち帰ることはできませんが、すぐ結果がわかるのはありがたいですね。
ITパスポートの試験日は年何回?費用はいくら?のまとめ
いかがでしたか?
ITパスポート試験はCBT方式を採用していることもあり、年に複数回の試験日が設定されています。
また、全国47都道府県の複数会場で試験が行われるため、都市部以外にお住まいの方でも比較的気軽に受験できる国家資格です。
ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格で、IT系の資格の基礎の基礎に当たります。
難易度も高くありませんので、ぜひ挑戦してもらいたいです。
独学でも十分に合格が狙える資格ですが、通信講座を利用するとさらに効率よく取得できますので、時間短縮を図るりたい方は是非検討してみて下さいね。
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