旅行会社の正しい選び方とは?レスポンスの良さがポイント!

旅行会社の正しい選び方とは?レスポンスの良さがポイント!

団体旅行の場合、旅行会社に頼んだ方がいいんだけれで、どこに頼めばいいのか迷うんですよね。
坂本 朋美
坂本 朋美
加藤 貴資
加藤 貴資
旅行会社も大小合わせると本当にたくさんあるからね。

皆さんも会社の団体旅行やグループの旅行の幹事を頼まれた時、どこの旅行会社に頼んだらいいか迷った経験はありませんか?

今や旅行もネットの時代ですが、個人はともかく団体やグループの場合は、旅行会社に頼む方が何かと便利です。

特に、パッケージツアーではなく、交通機関や宿、観光などを個別で頼みたい時は、旅行会社に依頼し、担当者もついていると安心ですね。

とはいえ、何を基準に旅行会社を選んでいいのか、正しい選び方ってあるのでしょうか

私自身がホテルグループで旅行会社へ営業していた経験から言えるのは、正しい旅行会社の選び方のコツは、とにかくレスポンスの早さに注目するではないかと思っています。

問い合わせなどに対して、回答が遅いところはあまりおススメできませんね。

この記事では、私の体験も踏まえながら、旅行会社の正しい選び方を紹介したいと思います。

たくさんの旅行会社があってどこを選んだらいいのかわからない

実際に旅行会社はどれくらいの数あるの?
坂本 朋美
坂本 朋美
加藤 貴資
加藤 貴資
日本旅行業協会によると2016年全国で約10,000社というデータがあるよ。

引用:旅行業者の推移(https://www.jata-net.or.jp/data/stats/2017/12.html

2009年から2016年までだいたい10,000社前後で推移してるので、現在もあまり大きくは変わっていません。

ただ、実際には複数の店舗を持っている旅行会社も多いので、店舗数で考えるとその数字ははるかに多くなります

たとえば、大手旅行会社であるJTBの店舗数は、全国で900支店ほどありますから、合計の店舗数は相当数になりますね。

旅行プランを立てる場合、目的地やプランの内容を先に決めてから旅行会社を決めるケースが多いと思いますが、いくら希望に近いプランがあったとしても、サポートがしっかりしていないと元も子もありません

もし、旅行中にトラブルが発生しても、しっかりと旅行会社が対応してくれなければ、旅行会社を選んだ幹事の責任を問われかねないので、慎重に選ぶ必要があります。

もし倒産したらと思うと心配!

旅行会社が倒産して被害に合ったらどうしようと心配なの。
坂本 朋美
坂本 朋美
加藤 貴資
加藤 貴資
旅行会社は比較的簡単に起業できる反面、資産が少ないので倒産するところも少なくないよ。

ここ最近の大きな倒産といえば、やはりテレビでもさんざん放映された「てるみくらぶ」でしょう。

詳細を書くと長くなってしまうので、簡単に説明すると、2016年9月決算で純資産4億5900万円と報告されていたものが、実際は、約74億円、最終的に負債総額151億円で経営破綻

粉飾決算も行われかなり悪質な倒産でした。

お客さんからかなり強引な集金を行い、資金を回す典型的な自転車操業状態になっていたようですね。

これほどの規模でなくても、経営者がお客さんからの集金のお金を他に流用したり、株に投資したりするケースが多く、資金繰りが出来なくなって倒産するケースを私も見てきました。

旅行代金は高額になっても、実際に旅行会社に残るお金は1~2割しかないという業界の構造的なものもあります。

一時的に預かり金が増えるので、お金があると錯覚してしまうんでしょうね。

何を基準にして旅行会社を選べばいいの?

具体的には何を基準にして旅行会社を選ぶといいの?
坂本 朋美
坂本 朋美
加藤 貴資
加藤 貴資
私は、やはりレスポンスの早さが一つの目安になると思っているよ。

旅行会社に限らず、お客様からの問い合わせや依頼に対するレスポンスの早さがその会社の信頼度を見分ける一つの基準と思っています。

正しい選び方というと難しそうですが、お願いしたことに対して、正確に素早く対応してくれているか、期限をしっかりと守ってくれているかは非常に重要なポイントですね。

担当者によっても変わってくると思いますが、総じてレスポンスの遅い担当者のいる会社は、その会社全体が同じような傾向にあります

担当者が不在で連絡が欲しいと言っても、いつまでたっても電話をくれない。

料金見積もりをしても、なかなか回答が来ない。

このような会社は、さまざまな問題を抱えている可能性が非常に高いです。

そして、大きな旅行会社だから安心だとは一概には言えません。

倒産の心配は少ないかもしれませんが、本当に楽しい旅行になるかどうかは旅行会社の対応に大きく左右されますから。

そして、私がホテルグループの営業として訪問していた時に旅行会社に対して、意識していたことを参考に挙げてみたいと思います。

もし、旅行の打ち合わせでその旅行会社に行くことがあれば参考にしてください。

箇条書きで挙げておきますね。

① 電話での対応が親切で早い

② 訪問したときの対応が丁寧

③ 営業所がきれい

ちょっと補足をしておきますと、営業所がきれいというのは、例えばパンフレットがきちんと整理されているなど当たり前のことですが、意外と出来ていないところもあります。

また、営業所内で作業しているところが見える場合には、机の上などもチェックしましょう。

書類が煩雑になっていたり、請求書が放置されていたりする場合は、しっかりとチェックしておいた方が無難です。

もう一つ気になる旅行会社が倒産しないかチェックする方法ですが、それは旅行代金の支払方法です。

団体旅行で旅行前に全額現金で支払いをしつこく言ってくる旅行会社は心配ですね。

多くの場合、一部金を入金し、旅行後にすべての旅行費用を精算するのが普通だからです。

ここもチェックしておきましょう。

レスポンスの速さは安心感の目安となる!

もう一つチェックしておくことは、情報が素早く安全に整理されているかという点です。

これもレスポンスの一つになりますが、旅行の申込などした場合に、試しに翌日に電話で確認するといいです。

すぐに確認が取れない場合、前日のファックスが処理されずに放置されている可能性があります。

個人情報もしっかり管理されていない会社には安心感を持つことはできませんね。

旅行会社の正しい選び方のまとめ

整理すると電話対応などレスポンスの早さと支払方法をチェックをするっていうことね。
坂本 朋美
坂本 朋美
加藤 貴資
加藤 貴資
とにかくレスポンスが悪い旅行会社は避けた方が無難だよ。

この記事では、旅行の中でも特に団体やグループ旅行をする場合の旅行会社の正しい選び方を紹介しました。

旅行会社に限ったことではありませんが、旅行は物販ではないので、人対人の信頼関係が一番大切です。

お願いしたことを理由もなく後回しにするような旅行会社は避ける方が無難ですね。

旅行の幹事が好きな人で旅行に興味があれば、旅行業務取扱管理者試験を受けてみるのもいいかもしれませんよ。

資格試験の勉強をすることで、旅行会社の業務が見えてくるので、旅行会社のより正しい選び方を身につけることができますから。

資格取得は通信講座がおススメです。

詳細 ⇒ フォーサイト・ユーキャン・たのまなの旅行業務取扱管理者講座の違い比較!どれを選ぶ?