旅行業務取扱管理者試験の地理は地図で覚える!短時間で暗記するコツとは?
大学生の私の甥が将来旅行業界で働きたいと考えているようで、旅行業務取扱管理者試験(国内)に挑戦しようとしています。
すでに、過去問題などに挑戦しているようですが、なかなか合格ラインに達しないと悩んでいるようなんです。
特にネックになっているのが、国内旅行実務で、その中でも地理の問題がいつも足を引っ張っていて、地図を使って地理を短時間で暗記するコツがわからないと言っていました。
旅行業務取扱管理者試験(国内)に合格することができましたが、私はどちらかというと地理は結構好きでしたし、どちらかと言えば得意でした。
まず、中学校時代から地図が大好きでしたので、地理の授業の間、いつも地図帳を開いて、気になる地名が出てきたらチェックしていました。
地理は地図で覚えるのが短時間で暗記するコツではないかと思っています。
甥と同じように旅行業務取扱管理者に挑戦しようとしているけれど、地理がちょっと苦手で地図で地理を短期間で暗記できない人に向けて、旅行業務取扱管理者の地理を克服するコツみたいなものをお伝えできればと思います。
地理を覚えるのが苦手?
今と違って昔はインターネットなどなかったので、知らない地名を聞くとかならず地図帳を開いて場所を探していました。
今は地図で調べなくてもスマホで調べると簡単ですが、あまり苦労せずに探せてしまうので、地理が頭に定着せず暗記することができません。
甥の話を聞いていても、何でもスマホで検索してしまい調べたらわかるからと、頭に残りにくく、そのために地理を暗記するのが苦手になっているのではと思いました。
地図の場合、国内であれば何県のどのあたりにあるのか、見当をつけて調べることになりますから、手間がかかる反面、一回地図で調べると地理が頭に記憶として残りやすく結果的には短時間で暗記することができます。
地図を上手く使うことで地理の問題が苦にならなくなり、短期間で暗記でき点数を取れる可能性が高いですよ。
覚える範囲が広すぎて・・・
とはいえ一言で日本の地理と言っても、その情報はかなり膨大な量になり暗記するのに時間がかかります。
いくら地図帳を暇があれば見るといっても、地図を漠然と見ているだけでは、地理はなかなか頭に入ってこないため暗記できません。
地図帳を丸暗記できるわけもありませんし、そんなことをしてもあまり意味はなく地理を覚えることが反対に苦痛になってしまいますね。
地理の覚える範囲が広すぎると感じるのは、地図で地理を覚えるコツを知らないからに他なりません。
あくまで、地理の試験に合格する知識を短期間で暗記するだけでよいので、完璧主義になってしまうと本末転倒になりかねません。
地理の中でも覚えにくくて苦手な部分はある意味切り捨てていいかもしれません。
私の場合は、地理の問題の中でも「花」が大の苦手でどうやっても記憶できないので、捨てていました。
今でも苦手ですが、どうしてもあまり興味を覚えず暗記できないんです。
自分の得意な分野、興味ある分野を徹底的に覚えることも地図で地理を覚えるコツの一つですね。
試験の傾向から暗記する項目を絞り込む方法!
過去3年間(平成28年~30年)の国内旅行実務の中で地理の問題にどのような傾向があるのか整理してみました。
🔎上表はクリックで拡大できます。
こうやってみてみると、実は国内実務試験の内、ほぼ50%が国内地理の問題で、出題には明らかな5つのパターンがありますね。
この国内地理で満点をとれると、国内実務試験の合格点と言われている60点まで、運送(バス)、宿泊(旅館など)、JR(計算問題)などから、わずか10点を取れれば合格ラインに達します。
問題の傾向は決まっているので、できる限り合格するために覚える地理の範囲を絞り込みむことで短時間で暗記することが可能になりますよ。
地理は地図帳で覚える!
先ほどの地理の試験の傾向を踏まえた上で、短時間で暗記するコツは地図帳で覚えることです。
準備するものは、地図帳と白地図です。
さまざまなタイプのものが販売されていますが、地図帳は旺文社、白地図はJTB総合研究所のものがおススメです。
注意点は、最新のものをかならず購入することです。
両方を購入しても、その出費額はわずか3,000円程度で済みます。
ここをケチって昔の地図帳を使うと、市町村の統廃合が激しかったりと間違ったものを覚えてしまうリスクがあるので要注意ですよ。
そして、地理を短時間で暗記するコツは以下を組み合わせ、白地図に記載していくだけです。
・温泉、記念館、郷土料理、行事、花の名所とそれがある都道府県名
・世界遺産、国立公園、ラムサール条約に関する都道府県名と観光地名
・有名観光地と都道府県名
何か地理の問題にある観光地の特徴を覚える時には、かならずそれがどの都道府県にあるのか、観光地などと都道府県をセットで覚えることで比較的短時間で暗記することができます。
そして、地図帳を使い、過去問題や問題集で繰り返し覚えて聞けば、国内地理で満点を取ることもそれほど難しいことではありませんよ。
通信講座で時短を図る
国内地理を覚えるだけなら、独学でも大丈夫だろうと思いますが、大学生とはいえなかなかうまく時間を作れない場合もありますね。
そんな時には、少し費用が掛かってしまいますが、旅行業務取扱管理者の通信講座を受けることをおススメします。
私が受験した頃は、通信教育として受講するような教室で受けるタイプのものはありましたが、決して安くはない価格でしたし、社会人になっていましたので、うまく時間が取れませんでした。
また、通信講座もあったかと思いますが、テキストだけで現在のように気軽にパソコンでDVDを見ながら学習できるといった環境はありませんでした。
いくつか通信講座を行っている運営会社がありますが、いずれもその資格に特化したテキスト、そして、DVDで個人レッスンを受ける感覚で勉強できるところが通信講座の大きなメリットです。
テキストも合格者を多数輩出していることから、無駄を省いて必要なところを短時間で暗記できるように作られています。
国内地理の出題されるポイントを目と耳を使って覚えることができるので、知識としてしっかり短時間で暗記することができるんですね。
地理は地図で覚えるのまとめ
いかがでしたか?
旅行業務取扱管理者試験(国内)に合格するための近道は、プロによって洗練されたテキスト、DVDでより短時間で効率よく勉強できる通信講座が良いのではないでしょうか。
全科目の内の国内旅行実務の地理だけをとっても、覚えることはたくさんあります。
できるだけ覚える量を絞るという意味でも、すでに完成された教材を使う方が、短時間で暗記でき簡単に合格する可能性が高くなりそうですね。
旅行業務取扱管理者資格は就職する際の一つのセールスポイントになるので、将来旅行・観光業界で活躍したいと思っている人は取得しておいて決して損ではありません。
ぜひ挑戦しましょう。
効率的に合格するなら、通信講座を活用するのも一つの手です。
旅行業務取扱管理者試験の講座を運営している会社を比較した記事も参考にどうぞ!