旅行業務取扱管理者の試験日程のチェック!忘れてはいけない持ち物とは?
せっかく旅行業務取扱管理者試験の合格のための学習をしてきても、願書の提出や当日の持ち物などにトラブルが起こったらそれまでの努力が水の泡になってしまいますね。
旅行業務取扱管理者試験の日程をしっかり把握して、受験票の準備や当日に持参するものを準備しましょう。
旅行業務取扱管理者試験の受験の流れとは?
いろいろな国家資格試験がありますが、試験毎に各省庁が代行機関を指定しています。
まずは、どの機関が実施しているのか、受験願書の配布期間や願書の提出方法、費用と支払方法などをしっかりチェックをしておきましょう。
各旅行業務取扱管理者試験の日程をチェック
では、具体的に国内と総合の旅行業務取扱管理者試験について紹介していきますね。
条件として、国内旅行業務取扱管理者試験は初めて受験し、旅行業者などに勤務していない人を対象にしています。
また、総合旅行業務取扱管理者試験は、国内旅行業務取扱管理者試験に合格している人を対象としています。
国内旅行業務取扱管理者試験
国内旅行業務取扱管理者試験は、観光庁長官の試験代行事務として一般社団法人 全国旅行業協会が実施している試験です。
令和元年度 国内旅行業務取扱管理者試験の受験案内から気になるポイントを抜粋します。
(引用:http://www.anta.or.jp/exam/shiken/pdf/R01_jyuken-annai.pdf)
1.受験資格
誰でも受験できますが、旅行業法第11条の3第4項の規定によって旅行業務取扱管理者に関し不正な行為があったものは、特定の条件を満たさないと試験を受けることができません。
2.試験日・集合時間
令和元年9月1日(日曜日)13:00 ~
免除がある場合には、開始時間が変わるので要注意です。
旅行会社に勤務していない人の場合は、研修などの免除には該当しません。
3.試験地
🔎上表はクリックで拡大できます。
・受験願書提出後、試験地の変更はできません。
・試験地として「東京都」を希望するものは試験会場は指定できません。
上記のように思ったよりも細かく受験地が分かれていませんので時間と費用がかかるかもしれません。事前にチェックしておきましょう。
4.試験科目・受験区分・試験時間
初めて受験する場合は、免除科目はありませんので、以下の通りになります。
※ 研修による科目免除制度もありますが、旅行業者・旅行業者代理業者の業務の従事者が対象なので基本的に免除科目なしです。
① 試験科目
全科目(法令・約款・国内実務)
② 試験時間
13:30 ~ 15:30 (120分)
5.提出書類
① 受験願書
必ず一般社団法人 全国旅行業協会所定の物を使用
② 写真
縦4.5cm×横3.5cmのパスポート申請用と同サイズ
※ 普通紙にカラーコピー・印刷したものやサイズの違うものは不可です。
③ 受験手数料の納付を証明する証票
令和元年7月1日(月)までの受付日付印のある銀行の振込金受取書 または 郵便局の振替払込受付証明書を受験願書に必ず貼付。
6.受験期間 及び 提出先
(1)受付期間
令和元年6月4日(火)~7月1日(月)までの消印があるもの。
郵便局の窓口より「簡易書留郵便」でかならず郵送。
※消印がない場合や期限までに到着していない場合、受付られませんので要注意です。
(2)願書提出先
〒107-0052 東京都港区赤坂4丁目2版19号 赤坂シャスタイーストビル3階
一般社団法人 全国旅行業協会 受験願書受付係
※願書の提出は郵送のみ。持参は不可です。
7.受験手数料 納付方法
受験手数料は5,800円。
※振込手数料は振込人負担となるので要注意です。
他の注意点は以下の通りです。
・パソコンやスマートフォン等による講座振替送金(ネットバンキング)は使えません。
・銀行ATMを利用の場合は、利用明細かそのコピーでもOKです。
・一般社団法人 全国旅行業協会のホームページから振込用紙をダウンロードした場合は、銀行口座への振込のみになります。
三井住友銀行本支店の窓口で所定用紙を使用して振込する場合は、振込手数料もかかりませんのでおススメします。
8.願書作成上の注意事項
黒色のボールペンで受験者本人が楷書で算用数字を用いて丁寧に記載しましょう。
略字など使わなければ問題はないと思います。
記入訂正での注意点は、受験願書上部の氏名(自署)欄を書き損じた場合、新たな受験用紙に書き直すか、2本線を施し訂正印を押した上で署名しなおしましょう。
他の部分は記入ミスは修正テープ・修正液で消すと書いてありますが、基本的に正式な書類に修正テープや修正液は使わない方が良いと個人的には思います。
総合旅行業務取扱管理者試験
総合旅行業務取扱管理者試験は、観光庁長官の試験事務代行機関として一般社団法人 日本旅行業協会が実施している試験です。
令和元年度 総合旅行業務取扱管理者試験の受験案内から気になるポイントを抜粋します。
(引用:https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/pdf/2019_examinationguidance.pdf)
1.受験資格
国内旅行業務取扱管理者試験と同様に誰でも受験できますが、旅行業法第11条の3第4項の規定によって旅行業務取扱管理者に関し不正な行為があったものは、特定の条件を満たさないと試験を受けることができません。
2.試験日・集合時間
令和元年10月13日(日曜日)10:30 ~
3.試験地
🔎上表はクリックで拡大できます。
・受験願書提出後、試験地の変更はできません。
・試験地として「東京都」「大阪府」を希望するものは試験会場は指定できません。
細かく受験地が分かれていませんので思った以上に時間と費用がかかるかもしれません。事前にチェックしておきましょう。
4.試験科目・受験区分・試験時間
この記事では。すでに国内旅行業務取扱管理者を取得し、受験区分Eに該当する場合について解説します。
※ 研修による科目免除制度もありますが、旅行業者・旅行業者代理業者の業務の従事者が対象なので基本的に免除科目なしです。
① 試験科目
2科目(約款・海外実務)
② 試験時間
第1時限目 11:00 ~ 11:40 (40分)
第2時限目 13:30 ~ 14:50 (80分)
5.受験願書の受付期間 及び 提出先
(1) 受付期間
郵送の場合、令和元年7月5日(金)~ 令和元年8月5日(月)の消印があるものに限ります。
郵送方法は国内旅行業務取扱管理者試験と同様に、簡易書留で郵送。
国内旅行業務取扱管理者試験の場合には、総合旅行業務取扱管理者試験の場合、持参も可能です。
持ち込みの受付期間は、令和元年7月30日(火)~ 令和元年8月5日(月)土・日・祝を除く
受付時間 10:00 ~ 16:00(ただし、12:00 ~ 13:00は除く)
(2)願書提出先
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-3 全日通霞が関ビル
一般社団法人 日本旅行業協会 試験係
6.提出書類
・必要事項とパスポート用の写真を貼付した受験願書
受験願書には令和元年8月5日(月)までの金融機関受付日付のある下記原本のいずれかを受験願書に添付します。
① 振替払込受付証明書(お客様用)
② 受験手数料振込明細書
③ 利用明細
※ 国内旅行業務取扱管理者試験の場合は、利用明細はコピーで可でしたが、総合旅行業務取扱管理者試験の場合は、原本の添付が必要です。
7.受験手数料の払込
受験手数料は6,500円。
※振込手数料は振込人負担となるので要注意です。
他の注意点は以下の通りです。
・パソコンやスマートフォン等による講座振替送金(ネットバンキング)は使えません。
・一般社団法人 全国旅行業協会のホームページから振込用紙をダウンロードした場合は、銀行口座への振込のみになります。
みずほ銀行本支店の窓口で所定用紙を使用して振込する場合は、振込手数料もかかりませんのでおススメします。
8.願書作成上の注意事項
黒色のボールペンで受験者本人が楷書で算用数字を用いて丁寧に記載しましょう。
略字など使わなければ問題はないと思います。
この記事では国内旅行業務取扱管理者合格者の場合なので、合格証の合格番号の合格番号を所定の位置に記載します。
そして、合格証を所定の位置に添付するのを忘れないようにしましょう。
試験当日の持ち物チェックと注意点
ここまでで受験に関する準備は整いました。
ここでは、試験当日にしっかりと実力が発揮できるために、試験当日の持ち物や注意点を記載しておくので参考にしてください。
試験当日の持ち物チェック
・受験票
もし忘れた場合は受験できません。これまでの努力が水の泡となりますので、なんども確認しておきましょう。
・HBかBの鉛筆 又は シャーペン
試験はマークシート形式なので、鉛筆、シャーペンを複数準備しておきましょう。
消しゴムも良く消えるものを2つぐらいは準備しておきます。
・カーディガンなどの羽織るもの
空調設備が中央制御で細かい設定ができないケースもあるので、重ね着できるものを準備しておきましょう。
・テキストやまとめノート
試験会場に行く道中などにもチェックできるように持参していきましょう
・貴重品等
財布、自宅の鍵、時計、スマホ、ハンカチ、ティッシュなど試験には直接関係するものではありませんが、外出の際に普段から持ち歩いているものは、いつも通りもっていきましょう。
試験当日の注意点
・試験会場のチェック
試験会場は試験会場が決まった時点で、その場所と経路、かかる交通費をチェックしておきましょう。
もし間違った会場に行ってしまうと試験を受けることが出来ません。
・試験中に電卓等の計算機類の持ち込み不可
JR運賃や航空運賃などの計算が必要ですが、試験では計算機を使うことはできません。
スマホの計算機も使えませんので、スマホを時計代わりにしている人は必ず腕時計を使いましょう。
旅行業務取扱管理者の試験日程のチェックのまとめ
いかがでしたか?
この記事では、旅行業務取扱管理者試験(国内と総合)の試験日程や試験日の持ち物、注意点などをまとめて紹介しました。
試験日や会場等は年度によって変わってきますが、ほぼ毎年同じような時期に同じ地区で実施されているので、それに合わせて試験の準備をしましょう。
試験の結果発表はそれぞれの試験で令和元年は以下の日程でした。
① 国内旅行業務取扱管理者試験 合格発表日
令和元年10月23日(水)
② 総合旅行業務取扱管理者試験 合格発表日
令和元年11月21日(木)
旅行業務取扱管理者試験は国内、統合ともに年に1回しか実施されません。
その1回に持てる力を十分に発揮できるようにするためにも、準備に抜かりのないようにして試験に臨みましょう。
旅行業務取扱管理者を取得することで、就職や転職に有利になるように合格を勝ち取りましょう。
効率的に合格するなら、通信講座を活用するのも一つの手です。
旅行業務取扱管理者試験の講座を運営している会社を比較した記事も参考にどうぞ!