FPと宅建士取るならどっち?メリットやデメリットや難易度は?
他の記事に書いていますが、私自身の資格取得の根拠はあまり濃くなく、資格ブログを書くなら何か自分でも取得して体験談を書こうといった程度のものでした。
そのため、合格率の高い比較的易しいFP3級からスタートしたわけですが、FPの科目の中にも「不動産」があります。
そこで、宅地建物取引士(以後、宅建士)のことを知ったわけです。
もうすでに、FP2級の勉強も始めているので、宅建士の取得を同時に行うことは考えていませんし、同時には無理だと思います。
では、まっさらの状態からどちらから取得するといいのかをこの記事では検証してみました。
FPと宅建士 先にどっちを取るといいの?
この答えはケースバイケースと答えるしかありません。
というのも、現在受験しようとしている人がどのような仕事をしていて、将来どうしたいのかによって大きく変わってくるからです。
結論から言えば、不動産関係のお仕事をされている、または、今後不動産関係の仕事をしたいと思っているなら、宅建士一択になりますね。
逆に、私のようにまだ明確な目標が定まっていないものの、身近なお金や財産のことを勉強したいと考えているならFPがオススメだと思います。
資格をとったその先は?
資格取得を目指す場合、本来はその資格をとったその先にどうなりたいのか、どうしたいのかを決めておくのがベターです。
というか、取得したい理由があいまいで、趣味で資格を取ろうとする人以外はあまり私のような真似はされない方がよいと思います。
そういう意味でいえば、1事務所で業務に従事する人5人に対して必ず1名以上専任の宅建士の設置が義務付けらいる宅建士の取得の方が、就職や不動産会社で勤務している場合にも、すぐに役に立つ資格になりますね。
もちろん、銀行や証券会社などに勤務している人、また、将来勤務したいと考えている人は、FPがオススメです。
ただ、FP3級は実際のところ評価があまりされないので、最低でも2級以上(国家資格2級FP技能士以上、AFP、CFP)の取得を目指すべきです。
FPと宅建士のメリットとデメリット
では、FPと宅建士の私が考えるメリットとデメリットを上げてみたいとと思います。
たとえFP3級でも一応国家資格なのでデメリットというと言いすぎかもしれませんが、あくまでFPと宅建士を取得する時の比較として聞いてください。
まずは、FPからです。
FPのメリットとデメリット
メリット
FP資格は銀行などの金融系や保険関係の会社では評価される資格です。
また、宅建士と比較しても、難易度はかなり低い(1級とCFPは)ので、学習時間も短くて済むのもメリットの一つですね。
合格率を比較すると、FP3級は80%前後、FP2級も40~50%に対して、宅建士は15~17%とかなり差があります。
そして、学習範囲が非常に広いものの、他の士業とダブルライセンスを取ることで価値が高くなるのもFPの魅力の一つではないでしょうか。
通信講座で合格率の高さを売りにしているフォーサイトによると、FP×宅建士、FP×行政書士、FP×社会保家労務士との組み合わせとして紹介されており、ダブルライセンスの魅力が記載されています。
ケース1 FP×宅建士
宅建士の業務の中で住宅ローンの問題がありますが、FPにもローン計画の提案などが含まれるので、より的確なアドバイスが可能です。
ケース2 FP×行政書士
行政書士は建設や飲食店経営の許可や車庫証明など役所への届け出が必要な書類を作成する専門家です。
さらに、最近では相続問題が増加する傾向があります。
独立系のFPも相続相談のプロであり、行政書士とのダブルライセンスが効果を発揮します。
ケース3 FP×社会保険労務士
社会保険労務士(社労士)は、社会保険と労働問題の専門家です。
FPも計画的なライフプランの作成を行うプロなので、この組み合わせもダブルライセンスとしては魅力がありますね。
デメリット
宅建士は宅建士にしかできない専権業務があります。
逆にFPには専権業務がありません。
そのため、ダブルライセンスを取得すると大きなアドバンテージがありますが、FP単独ではその点にハンデがあります。
宅建士のメリットとデメリット
次に宅建士を見てみましょう。
メリット
やはり、宅建士にしかない専権業務があることです。
そして、FPを取得しているよりも宅建士の方が就職にも強いと言われています。
この点は大きなメリットになりますね。
デメリット
FPと比較するとかなり合格率が低く難易度が高くなります。
当然ながら学習時間も長くなってきますので、本気で取り組まないと合格できない資格です。
ただ、人によっては両方の資格を同時に取得しようと考えるかもしれません。
確かに、FPの科目の中に不動産もありますが、宅建士の内容とは大きく違うと言われています。(私自身は宅建士の勉強の経験がないので説得力に欠けるかもしれませんが)
いくらFPの難易度が低いとはいえ、お仕事をしながら2つの資格を同時進行で取得するのは、かなり難しいのではないかと思います。
ダブルライセンスを狙うなら先にFPがオススメ!
不動産会社への就職やすでに不動産関係の会社に勤めているなら、宅建士の一択です。
ただ、将来のために広くお金のこと勉強しておこう、それからさらに取得後に専権業務のある資格を取得しようと考えているならFPを先に取得することが賢明かと思います。
FPはたとえ3級でも基本的には上級資格と同じ範囲の学習が必要です。
私自身この記事を書いている時点で、FP3級保有でFP2級を学習中で、浅い知識しかありませんが、ダブルライセンスを狙う際の判断材料にはなると思っています。
身近なお金の問題を広く浅く知るならFPがオススメです。
FP3級の学習ですら、社会保険、投資信託、相続、不動産などかなり身近な現実の問題を学習するので、その中で自分が強く関心を持った分野の士業を狙ってダブルライセンスで勝負することもできそうですよ。
FPと宅建士を取るならどっち?のまとめ
いかがでしたか?
この記事ではFPと宅建士を取るならどっち?について解説をしてきました。
繰り返しになりますが、現在どのような環境にあるのかによって選択肢は決まってくると思います。
私の場合は、FPからスタートしているので、このまま2級を取得し、その後ダブルライセンスとして何を狙うかを考えています。
現時点では宅建士ではなく行政書士にしようと思っていますが、宅建士を含めて他の士業にも興味は持っています。
ただ、FPとダブルライセンスを狙うなら専権業務があることが大前提と思っているので、決してやさしい試験ではありません。
じっくりと考えて行きたいと思います。
ちなみに、FPの場合、FP3級 ⇒ FP2級と進めて行くなら独学でも問題はないと思いますが、すぐにFP2級から挑戦したいのであれば通信講座がオススメです。
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