ファイナンシャルプランナーを独学で合格できる勉強時間の目安は?

ファイナンシャルプランナーを独学で合格できる勉強時間の目安は?

ファイナンシャルプランナー資格を独学で取得するために必要な時間はどれくらい必要なのでしょうか?

結論としては、3級FP技能士が80~150時間2級FP技能士が150~300時間が目安と言われています。

これらの数字はフォーサイトやスタディングなどの通信講座を運営している数字を参考にしています。

これだけではあまりピンとこないと思いますので、私自身が現在独学で3級FP技能士を勉強していることを踏まえて、さらに詳しく解説していきますね。

独学で合格できるFP試験の勉強時間はどれくらい?

ファイナンシャルプランナーを受けようと決めたんですが、独学でどれくらい勉強すればいいでしょうか?
森本 啓介
森本 啓介

実は、知人の大学生の息子さんからこのような質問を受けました。

ファイナンシャルプランナー資格を合格するための勉強時間に関しては、本当に個人差があるので何とも言えない部分があるのですが、3級FP技能士に関しては、人によれば1ヶ月程度の勉強で合格する人もいます。

さすがに、2級FP技能士に関してはもう少し時間がかかると思いますが、例えば行政書士などと比較すると、半分以下の期間で合格できるとも言われています。

3級FP技能士については、今現在私自身も独学で勉強中なので、もう少し具体的に説明していこうと思います。

3級FP技能士に独学で合格できる勉強時間とは?

私自身の感覚ですが、3級FP技能士であれば独学でも十分に合格できると思いますし、大学生であればかなり短い時間で合格できるレベルに達することができるのではないでしょうか。

参考までに具体的に私が行っている勉強方法を紹介します。

その勉強方法はかなりシンプルで、使っているのはテキストと問題集の2冊のみです。

ネットの口コミ情報や実際にファイナンシャルプランナー試験を受けた人のブログなどを参考にして、テキストと問題集を選びました。

これは私の持論でもあるのですが、いろいろなテキストに浮気せずに、一つのテキストと同じ出版社の問題集に絞り込んで勉強することが合格への早道だと確信しています。

おススメのテキスト

2020-2021年版 みんなが欲しかった! FPの教科書3級 [ 滝澤 ななみ ]

おススメの問題集

2020-2021年版 みんなが欲しかった! FPの問題集3級 [ 滝澤 ななみ ]

1回目にすること

実際に合格のために行っていることは非常にシンプルですよ。

まず、テキストは6つのチャプターに分かれており、チャプター毎にテキストを読み、1つのチャプターが終わると問題集の該当部分を実際に解きます。

このテキストと問題集は同じ人(著者:滝沢ななみ)が書かれており、問題集も6つのチャプターに分かれています。

教科書と問題集がリンクしていることが重要だと思います。

2回目にすること

そして、テキストも問題集も1回目が終わった時点で、今度は問題集を先に解いて、テキストに該当している部分に付箋を付けて、その部分を読んで覚えます

3回目にすること

さらに、2回目が終わった時点では、同じく先に問題集を解いて、テキストの該当する重要事項に蛍光ペンでマークを入れます

実際のテキストの画像はこんな感じですね。

問題集に正解率(例:8/10)を書いておけば、1回目よりも2回目の正解率が上がっていくこともわかり、モチベーションのアップにも繋がりますよ。

やはり科目によって差が出てきますが、正解率を書いておくことで、自分が苦手な科目を知ることができます。

実際の合格基準は60%ですので、私は80%以上の正解率を目指して勉強しました。

今もこの問題集を解いてテキストを見直すことを、繰り返し実践しています。

インプットとアウトプットをバランスよく行うことを意識することが重要だと思っていますよ。

※ 本来は2020年5月に受検予定でしたが、コロナで試験が中止になりました

本業もあるので、1日に当てた勉強時間は30~60分程度で、5月の試験日以降は覚えたことを忘れないように毎日30分程度しか勉強はしていません。

5月の試験日までの勉強時間の合計は、約90時間ですね。

その状態で、問題集の正解率は80%程度なので、当日大きな失敗をしなければ、合格レベルに届いていると思います。

現在50代半ばなので、かなり記憶力も衰えてきていますから、大学生であればもっと短い時間で合格できると思いますね。

2級FP技能士に独学で合格できる勉強時間とは?

まずは、2級FP技能士と3級FP技能士との違いから見てみましょう。

私自身は2級FP技能士の勉強するに至っていませんが、2級FP技能士も3級FP技能士も試験科目数は6科目で同じです。

以下の表1を参考にしてください。

🔎上の表はクリックで拡大できます。

また、出題形式にも違いがあります。

3級FP技能士試験の場合

学科試験では、〇×式と3拓式が混ざっています。

実技試験では、すべてが事例式で正解を選ぶ方式です。

2級FP技能士試験の場合

学科試験はすべてが4拓式で〇×式はありません

実技試験は、一部自分で答えを求める問題も出ています(自力解答)

やはり、3級と比較すると、出題形式を見てもわかるように難易度が上がっていますね。

また、出題範囲に違いがあり、3級FP技能士試験よりも2級FP技能士試験の方が広くなっています

それは以下の表2を参考にしてください。

🔎上の表はクリックで拡大できます。

ざっくり見ると、3級FP技能士試験の内容に、法人関係が追加されたものが2級技能士の試験範囲になります。

前項で私が勉強しているテキストを上げましたが、同じ出版社と著者のテキストで2級FP技能士試験用のテキストがあります。

表3に3級FP技能士と2級FP技能士のそれぞれの試験項目とページ数を比較してみました。

🔎上の表はクリックで拡大できます。

見てもらえるとわかる通りページ数でも20%ぐらいボリュームも多くなっていますね。

同じ内容でも出題形式が違いますので、より難易度が高くなり、合格するまでの勉強時間は3級技能士試験よりも多くかかることがわかると思います。

独学が心配なら通信講座がおススメ!

今回私が3級技能士試験を受けるためにかかった費用は、テキストと問題集だけなので、ほんの数千円で済んでいます。

ただ、どうしても独学では不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

特に2級FP技能士の場合は、最初から通信講座を受けるというのも選択肢の一つになると思います。

最後に4つのファイナンシャルプランナー2級の通信講座を比較していますが、その中の一つであるフォーサイトでは、2級FP技能士に合格するための勉強時間は300時間程度と謳っています。

この場合は、まったく予備知識のないところからスタートし、個人差も考慮してという条件での時間ですね。

だいたい3か月~6ヶ月程度で合格レベルにまで持っていけるようにカリキュラムが組まれていますし、試験の内容だけでなく、勉強方法のサポートなども受けることが出来るので、安心感はありますね。

費用は掛かってしまいますが、紹介している4つの通信講座を受講すれば、2級FP技能士を受検する要件もクリアできますし、合格後にAFPの資格を取得する際にも楽になります

あなたの受検に使える費用や環境などに合わせてじっくりと検証してみて下さい。

個人的には、予算が出せるなら3級FP技能士を飛ばして、通信講座を受けていきなり2級FP技能士とAFPを取得する、というのがもっとも理想的だと思っています。

2級FP技能士、AFP認定研修機関である4つの通信講座の比較はコチラ
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