行政書士試験 憲法 学習法

行政書士試験の憲法の学習方法は条文と判例がカギになる!

現在行政書士試験の合格を目指して勉強中です。

行政書士試験を受けるに当たっては、いろいろな学習方法があると思うのですが、もともと法律初学者ということもあり、私自身は通信講座(フォーサイト)を選びました。

そして、フォーサイトの通信講座の場合、教材は一遍に送られてくるのではなく、タイミングをみて送付されます。

その最初に勉強する分野が憲法なんです。

この記事では、行政書士試験の憲法に関する学習方法について、私なりにやってきた方法とこれからさらに得点率を上げる方法について話をしていきたいと思います。

行政書士試験の憲法はどうやって攻略する?

行政書士試験 憲法 攻略法

通信講座(フォーサイト)の申込をして最初に届いた教材が憲法でした。

また、本試験も最初の2問は基礎法学ですが、そのあとの5問は憲法からの出題になります。

そして、憲法は多肢選択式も1問出題されますので、合計6問28点の配点になるので、決して疎かにできる科目ではありません。

まだ、勉強を始めて日の浅いタイミングで通信講座の講義の中で講師の先生から言われる言葉がちょっと衝撃。

「憲法は条文が全部で103条しかないので覚えましょう」

でした。

まずは、私はまずは憲法の全条文を暗記することから行政書士試験の勉強が始まったといっても過言ではありません。

判例の文章が難解すぎる!

行政書士試験 憲法 学習 難解

さて、憲法の勉強をしていて一番感じるのは判例文の難解さですね。

言い回しが独特なので、単語の意味はわかっても何回読んでも頭に入らなくて苦戦します。

例えば、以下に平成28年問4の五肢選択式問題の2番目の肢を掲載します。

『自己に関する情報をコントロールする個人の憲法上の権利は、私生活の平穏を侵害されないという消極的な自由に加えて自己の情報について閲覧・訂正ないし抹消を公権力に対して積極的に請求する権利をも包含している。』

ある判例の論旨に含まれていないものを選ぶ問題で、上記の文が正解なのですが、わかりにくですねぇ。

この問題は、他の肢がわかりやすいため、消去法で正解が導けそうです。

もしくは、この判例を実際に読み込んでいて、知っていれば解答できるかもしれませんが、判例数は無数にありますから。

あとは、別の記事にしたいと思っていますが、現場思考力を使って答えを導くしかないかもしれません。

条文と判例を制する

行政書士試験 憲法 学習 制する

憲法をしっかり攻略するためには、条文の暗記といかに多くの判例を知るかに尽きる気がします。

この記事を書いている時点で行政法の1つの法律である行政手続法を覚えようと悪戦苦闘しています。

行政手続法を実際に読んでいただくとわかりますが、かなり覚えるのに苦労します。(苦労してます)

それに比べると憲法は一つの条の中に、項も少ないですし、文章も比較的平易なのでかなり覚えやすいと思います。

そして、判例はある程度出題される有名判例は結論だけでなく、過去問などで出題されている判例の本文にも目を通しておきたいです。

条文と判例の覚え方

行政書士試験 憲法 学習 覚え方

条文に関しては、愚直に何度も暗唱するしかありません。

条文に限ったことではありませんが、人は時間が経つと忘れます。

個人差はありますが、一回しっかり覚えたからといってずっと覚えている人の方が少ないのではないでしょうか?

私はそういう意味ではまったく自信がないので、とにかく反復あるのみかと思っています。

長い時間をかけるよりも、覚える(もしくは復唱)周期を短くするとよいかと。

私自身が実践しているのは、会社までの通勤時間(私は片道徒歩15分くらい)でこの憲法の条文を繰り返し復唱しています。

それでも、お正月など少し休みが長くなると部分的に記憶がかけていくので、そこはあきらめて繰り返すしかないと思います。合格するまで。

次に、判例に関しては、過去問に出題されているものを中心に結論だけではなく、本文にも目を通しておかないと実際に穴埋め問題で出題されるときには対応できません。

しかも、判例の本文は非常にわかりにくくて頭に残りません。

そこで、次章に紹介させていただいている『3歩さんぽ』というYoutubeチャンネルなど、動画で解説されているものでイメージを掴むのも一つの手ではないかと思います。

判例はYoutubeも活用する

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判例はインターネットで検索すると全文を読むことはできますが、結構難解でなかなか頭に入りません

そんな時にたまたまYoutubeで見つけた判例の解説動画がありまして、私はこちらの動画を見つけてから、昨年の試験までに何回も見させていただきました。

参考までに以下に判例の題名(正式な名称があるわけではないのでご了承ください)を掲載しておきます。

登場人物などもわかりやすく解説してくれていますので、判例文を読むよりも頭に入りやすいように感じております。

※ 下記のタイトルをクリックすれば、Youtubeチャンネルに飛びます

マクリーン事件(最大判昭53.10.4)

東京都管理職選考受験資格請求事件(最大判平17.1.26)

塩見訴訟(最判平元.3.2)

八幡製鉄政治献金事件(最大判昭45.6.24)

日産自動車事件(最判昭56.3.24)

昭和女子大事件(最判昭49.7.19)

よど号ハイジャック新聞記事抹消事件(最大判昭58.6.22)

前科照会事件(最判昭56.4.14)

国籍法違憲訴訟(最大判平20.6.4)

三菱樹脂事件(最大判昭48.12.12)

津地鎮祭事件(最大判昭52.7.13)

エホバの証人剣道受講拒否事件(最判平8.3.8)

税関検査事件(最大判昭59.12.12)

博多駅テレビフィルム提出命令事件(最判昭44.11.26)

レペタ訴訟(最大判平元.3.8)

北方ジャーナル事件(最大判昭61.6.11)

東大ポポロ事件(最判昭38.5.22)

薬局距離制限事件(最大判昭50.4.30)

奈良県ため池条例事件(最大判昭38.6.26)

第三者所有物没収事件(最大判昭37.11.28)

川崎民商事件(最大判昭47.11.22)

朝日訴訟(最大判昭42.5.24)

郵便法免責規定違憲判決(最大判平14.9.11)

三井美唄炭鉱労組事件(最大判昭43.12.4)

警察予備隊違憲訴訟(最判昭27.10.8)

砂川事件(最大判昭34.12.16)

板まんだら事件(最判昭56.4.7)

徳島市公安条例事件(最大判昭50.9.1)

病院長自殺事件(最判平9.9.9)

特別区区長公選制廃止事件(最大判昭38.3.27)

※ 各判例に関しては、かならず「最高裁判所」https://www.courts.go.jp/index.htmlを確認してください。

行政書士試験の憲法の学習方法のまとめ

行政書士試験 憲法 学習 まとめ

いかがでしたか?

この記事では行政書士試験の憲法の学習方法について、私なりの方法を紹介してみました。

やはり憲法前文をある程度覚えていることもあってか、行政法や民法と比較すると、これは正解と思って解答できる問題が多い気がします。

ただ、判例の本文に関しては、出題範囲はほぼ無限とも言えますし、知らない判例が出るとかなりやっかいだなとい印象を持っています。

そもそも、行政書士試験は60%正解できれば通る試験です。

そこは、完璧主義になるとキリがないので、とにかく他の人が正解できる問題を絶対に落とさないように基本的な条文と判例をしっかり学習することが肝かなと思っています。

私自身も2023年の行政書士試験に合格できるように全力を尽くしています。

この記事を読まれた方に少しでも役立てていれば嬉しく思います。”

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